IELTS スコアアップにつながった勉強法

前回、スコアアップにつながった教材について紹介しましたが、今回はその教材をどうやって使うかに焦点を当てて紹介したいと思います。正直、近道はないと思います。地道に続けるだけ!ただし、続けるなら効果がある方がいいですよね。


<Listening>

5.5から8.5に伸ばしたわけですが、基礎能力を伸ばすには

「シャドーウィング」が最も手軽、かつ有効な手段です。

IELTSのオフィシャルの教材のリスニング音源をiPhoneに入れ、とにかくシャドーウィングをちょっとした移動時間などでも繰り返すことが重要です。シャドーウィングを繰り返して、聞き取れない箇所はスクリプトを見て、何て言っているのかを確認することも有効です。

「ディクテーション」(音源を聴いて書きおこす方法)ももちろん効果的だと思います。ただ、ディクテーションは相当時間がかかりますし、結局何回も聞き直して書き直したりするので、実際の試験とは違う能力を訓練することになります。それってあんまり意味がないのでは?と思います。ディクテーションをやるなら、実際のリスニングのセクション1を解きまくる方がいいですね。


ある程度、基礎がついて聞き取れるようになったら、あとはひたすら実践問題を繰り返してください。IELTSのオフィシャルガイドにこだわる必要はありません。ネット上には検索すればいくらでもIELTSのリスニング問題と解答が転がっています。そして、間違えることにたくさん慣れてください。IELTSは教室で一斉に受けるので、自分が答えを聞き逃したのがすぐにわかります笑。そこで焦るか、落ち着いて次に進めるかは相当重要です。


<Reading>

6.5を8.5に伸ばしたわけですが、

①単語力をつける 

②わからない単語を含め、文章を読み理解する力をつける

③問題を先読みし、何を探しながら読むかを頭の中に持ちつつ文章を読む

というステップで進化していった気がします。ポイントは③ですね。

①は前回紹介した教材など使ってひたすら覚えましょう。本よりデジタルがいいと思いますよ。文明の利器に頼りましょう。

②はある程度の単語力をつけた前提で、知らない単語が出てくる文章でも大意を掴みながら読む訓練です。IELTSの試験問題でもいいですし、Economistなどの歴史や自然科学系の記事を読んで、各パラグラフごとに要約をしてみるといいと思います。

③はIELTSのリーディング高得点の秘訣です。最初の頃は全然先読みしてませんでしたが、これを意識的かつ効果的にできるようになってから、格段に問題を解くスピードも正解率も上がりました。

先読みの仕方は2つです。

1、ざっと問題を全部見る。

Yes/No/Not Given questionなのか、headingsなのか、穴埋めなのか、選択肢問題なのか

2、各問題の中からキーワード(固有名詞)をピックアップしておく

本文と問題を結びつける一番わかりやすいものは「固有名詞」です。本文を読み始めて、問題の中に出てきた固有名詞に出会ったら、本文と問題とを行き来して、正解を導きましょう。何回も行ったりしたりしていいんです。全部一気に読んでから答えるなんて、むしろ非効率だし、人間そんなに記憶力よくないです。

時間配分ですが、目安として

1を15分、2を15〜18、3を残りの27〜30分という意識でやりました。どうしても3つの文章になると集中力が落ちちゃいます(自分だけか?)。なので、どんどん1つ目2つ目は解いていき、余裕を持って3つ目に行くことを意識してました。


さて、ライティングとスピーキングですが、結局それぞれMAX6.5しか取っていないので、アドバイスなんておこがましいことはやめたいと思います。。。

ただ、点数を取れなかったからこそ、一つはっきり言えることがあります。それは、

アウトプットの練習が圧倒的に足りなかったことです。

ライティングならとにかく自分で何も見ずに書く、添削してもらう。

スピーキングなら喋る、間違えている部分は指摘してもらう。


今の自分に何が足りてないか、見極めながら効果的に勉強を進めましょう。

Los Angeles MBA diary

2016年7月よりLos AngelesのUSC Marshall School of Businessに留学。そこに至る軌跡とMBA LIFEを記録します。

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