またまた前回の更新からだいぶ時間が経ってしまった。
書きたいことはいろいろあるのだけど、なかなか筆が進まない。
USC MarshallのFall 2016は3つのTermで構成されていて、現在Term2で、まもなく終了を迎える。このTerm2では以下の科目を必修として全ての学生が受けている。
Corporate Finance
いわゆる金利の話から(単利、複利)BondやStockの評価方法(PV:現在価値、FV:将来価値)、Market Multiple(P/E ratio, EV/EBITDA ratioなど)、プロジェクトの評価方法(NPV)など学んでいる。コアの授業ということもあり、実践にはほど遠く、まずは基礎である理論をしっかり学んでいる感じ。週に2-3回授業があり、全部で13回ほどで終了する。小テストも3回あり、グループプロジェクトではCampbell Soupの株式評価を行った。自分が全く金融のバックグラウンドがないのと、英語力の問題も相まって、今のところの理解度は決して高くない。。。
Marketing Management
この授業はその名の通りマーケティングについて学ぶ授業だが、正直言ってかなりひどい。あまりUSCの評判を下げることはしたくないが、教授は経験豊富なコンサルタント出身だが、教えることには向いていない。教え方が体系化されていないし、事例も古い、偏っている。とても何か新しいことが学べているとは思えない。
Operations Management
この授業が一番面白い。教授は日本人のOchiumiさんという方で、ネイティブからも「Hiroshiはfunnyだね」と人気がある。こちらもコアの授業ということで、Flow rate, Flow time, WIP, Risk poolingなど基本的なことを学ぶ。ただ、より実践的な内容でオペレーションのケースの課題も多く(クッキー屋の話とかZARAとかIDEOとか)それはそれで結構萎えるが、課題について授業内でも時間をかけて議論していくので理解が深まっていく。教授が言っていて共感したことで、簡単かつ乱暴に言うと「Strategyはクソだ」ということだ。なぜならStrategyは過去に起こったことを分析して、そこから正解を導き出そうという手法だが、operationは今目の前で起こっていることをどう解決していくかという手法でアプローチが異なる。
「ドイツ人は世界で一番うまいソーセージを初めから目指して作っていたのか?そうじゃないだろう。肉を保存し、飢えないためにソーセージを作ったんだろう」
極めて簡単で単純な話かもしれないが、本質を突いていると思う。
Data Driven Decision Making
なにやら大げさなかっこいい名前が付いているが、統計学である。この授業は基本を教えつつも、理論や計算方法に重きを置くのではなく、解釈に重きを置いているところがいい。ただ、授業の中身は普通の統計学である。
トータルの感想・自分への反省としては
・学びの深度は全て自分次第。適当にこなそうと思っても、余裕でBは取れる(はず)
・授業で発言しないことに慣れてしまった
・タイムマネージメントが相変わらず下手
・クラスでもグループワークでも主張、発言しない人間に価値はない
・未だにくだらない「恥をかきたくないメンタルブロック」が取り除けない。長い時間をかけて形成したものはそう簡単には崩れないようだ。ただ、少なくとも、その認識はしている。そして少しずつ壊そうとしている。
今は学校、家族、自分の時間をうまくバランスとって回せているが、この感じだと2年間があっという間に終わってしまう。一方、自分のこの先の道については、いくつか方向性を考えられるようになってきた。あとはいかに行動に移せるか次第。
では明日も5時起きでサーフィン行ってきます。
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